浅田次郎さん

数か月前に、京極夏彦さんの怖い小説でエラい目に遭ったにも拘らず、その後、他の作家さんの任侠物や捕物帖を買いました。

だって、
・時代小説やったらホラー感も弱まるやろし
・冒頭部分を読んでみたら文章は面白いし
・出版社品切れの文庫がシリーズ全巻揃いで古書店に並んでるし

で、買いたかったのです(泣)。

でも、
・性描写が露骨だったり
・章ごとに殺人事件が起こったり
…やっぱり、読めない。

そこで、以前に途中まで読んでいた浅田次郎さんの「天切り松シリーズ」に戻りました。

『天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道』
『天切り松 闇がたり 第二巻 残侠』
『天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両』
『天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝』
『天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト』
(いずれも浅田次郎著、集英社文庫)

良い!
最高!

言葉遣いや文章にリズムがあるし、
登場人物それぞれに一本筋が通っていて、
性描写なんて一切ないのに男の色気や艶が感じられる。

もう、浅田次郎さんだけ読んでりゃ、それでいいか。
と思ってしまいました。

浅田次郎さんが、
『地下鉄(メトロ)に乗って』
『鉄道員(ぽっぽや)』
『蒼穹の昴』
などで有名になる前から書き始めて、今でも書き続け、ご自身「浅田家の長男」とまで言うのが、この「天切り松シリーズ」。

とてもお薦めです。

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