弁護士にとって最も大切な能力

「弁護士にとって大切な能力」と言われて、あなたは、何を思い浮かべますか?

・交渉力
・弁論能力(プレゼン能力)
・傾聴力、共感力も大切ですね。
・調査能力
・機動力(フットワークの軽さ)
等々

どれも大切ですが、私が最も大切だと思うのは、書面作成能力です。

弁護士は、書面で人を説得する仕事です(民事訴訟における口頭主義の形骸化の問題はひとまず措きます。)。

主張書面で、言い分を整理して、裁判官に伝える。
陳述書で、依頼者の認識や思いをまとめて、裁判官に伝える。

裁判官は、すべての事実を必要としている訳ではありません。
国家権力として判断をするために必要な事実が出てくるのを待っています。
何が必要な事実かは、法律に書いてあります。

依頼者の話(事実や思い)をすべて受け止めつつ、その中から裁判官に伝えるべきものを抽出して、読みやすい形にして書面にする。

それが、弁護士の仕事です。

その書面に、重要な要素が、論理的な構成で、読みやすい体裁で書かれていることこそが、弁護士の能力を表す。
と私は思います。

私は、今後も、書面作成能力を磨くべく、日々、精進します。

この記事を書いた人