東洋史

宮崎市定著『アジア史概説』(中公文庫)

を読みました。

私が初めて宮崎市定さんを知ったのは、7年ほど前でしたか、
津野田興一著『世界史読書案内』(岩波ジュニア新書)
でした。

「一言でいうならば巨人。…難しいことを素人でもわかるような文章で書いている。…宮崎さんの書くものは文句無しに面白い。…ホンモノの歴史家の文章に触れてみてください。きっとますます歴史を好きになると思います。」

と激賞されていました。

読んでみたいな、とは思いましたが、当時は、どんな本を読めばいいか迷っている頃で、歴史関連は、どちらかというと、中国史よりも西洋史に興味が拡がっている状態でした。

その後、『THE BOOKS』(ミシマ社)で紹介されていた『壬生義士伝』(文春文庫)から、浅田次郎さんを読むようになり、『蒼穹の昴』(講談社文庫)にたどり着きました。

シリーズも第6部『兵諌』(講談社文庫)まで来ると、浅田次郎さんの大ファンとなり、『浅田次郎とめぐる中国の旅』(講談社)というムックまで購入して読むように。

同書所収の、「インタビュー 浅田次郎、歴史小説を語る」で、宮崎市定さんと再会しました。

・インタビュアー 「中国に関心を持つきっかけになった本や、影響を受けた作品などはありますか。」
・浅田次郎さん 「最も愛読したのは、文学なら吉川幸次郎、歴史なら宮崎市定、両先生のご著書ですね。」

大好きな作家さんが、「最も愛読した」とまで言っている。
これは是非とも読まねば。

何から読もうか、と新刊書店を回ってみると、並んでいるのは数冊です。

調べてみると、過去に文庫化されたものが、現在は、ほとんど出版社品切れ。

しめた!

古本文庫マニアの血が騒ぎました(笑)。

品切れの文庫を買いそろえるにも、自分に合うかどうか、まずは読まねばなりません。

そこで、入り易そうなところから、

『水滸伝――虚構のなかの史実』(中公文庫)

を読むと、文学と歴史の関係など、面白い。
さらに、

『謎の七支刀――五世紀の東アジアと日本』(中公文庫)

も、考古学者と歴史学者の見方の違いなど、とても学術的で惹き込まれました。

そして、宮崎市定さんは、戦前から活躍されている学者さんですから、文体が文語体で格調高い。読んでいて陶酔します。

よし!揃えよう!

古書店での出会いを逃すまい。
と、古本市などを回って、揃ってきましたよ、22冊(笑)。

さあ、何から読もうかと思案した挙句、手にしたのが
『アジア史概説』

選択は大正解でした。

内容については、また改めて。

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