本を読まなかった頃の僕へ

私は、大学生の頃、本を読むことは重要だと思いつつ、何を読めばいいかが分かりませんでした。

右も左も手当たり次第に読んだ上で、自分の中で調整すればいいものを、それほど沢山もよう読まんのやから、偏った思想に固まらんように厳選せなあかん、などと思い込んでいました(恥)。

けれども、厳選するための基準も情報も知識もなく、結局、これは間違いないやろと、太宰治、芥川龍之介を読む程度にとどまりました。
政治や社会について自分の意見を持って語る友人の姿を眩しく感じていました。

7~8年前、本をたくさん読み始めた頃、『THE BOOKS』(ミシマ社)で、内田樹(うちだたつる)さん(1950年生まれ)に出会いました。

『子どもは判ってくれない』(文春文庫)

政治、経済、社会について、明快な分析がなされています。

あ~、これやな~。と、私の内田樹さんが始まりました。

『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(文春文庫)

『サル化する世界』(文春文庫)

『コモンの再生』(文春文庫)

『疲れすぎて眠れぬ夜のために』(角川文庫)

『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』(講談社文庫)

『生きづらさについて考える』(毎日文庫)

『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス新書)

『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』(白井聡さんとの共著、朝日新書)

総じて、内田樹さんは、現状を分析して、問題点を指摘はされますが、どうすればいいか、というところまでは教えてくれません。

そして、ご自身は、武道の道場を中心にしたコミュニティを形成するなど、行動しておられます。

私も、遅まきながら、問題意識を持って、考えて、行動しようと思います。

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