地球や環境の破壊を、どうすれば止められるか。
というテーマの本を何冊か読みました。
まず、
①『人新生の「資本論」』(斎藤幸平著、集英社新書)
難しゅうございました。ウンウン唸りながら読みました。
それを分かりやすくかみ砕いてくれているのが、
②『ゼロからの「資本論」』(斎藤幸平著、NHK出版新書)
です。
と言っても、1回読んだだけでは理解しきれません。
②を読んでいる頃、書店の学術文庫フェアで手に取ったのが、
③『スロー・イズ・ビューティフル』(辻信一著、平凡社ライブラリー)
です。
初出が2001年ですから①②よりも相当前に書かれたものです。
「資本論」に言及している訳ではありませんが、軌を一にするものだと思います。
3冊とも、モヤモヤしながら読んだのですが、それは内容が難しいからだけではなく、安全地帯から他人事として眺めていられる内容ではなかったからだと思います。
自分も改めなければならないことがたくさんあって、読めば読むほど、自分が責められているようで、落ち着かないのです。
読み終わってからも、
「さあ、どうすればいいんだ?」
「都会に住みながら、どんなことができるんだろか。」
など、モヤモヤと考え続けています。
自分の人生と、どう折り合いをつけていけばいいか。
目を背けることなく、考え続けます。