積ん読

私、読み終わった本は、本棚に立てて、並べ方を工夫して悦に入ったりします。

他方、まだ読み終わってない本は、それと分かるように、寝かせて積んでいました。
いわゆる「積ん読(つんどく)」ですね。

私は、新刊書店も、古書店も、どちらも好きなので、頻繁に行きます。
書店で、「おっ!」と思った本は、手に取って、カバー裏のあらすじや、作者紹介、冒頭の数ページを読んで、自分に合う本かどうか吟味します。
その上で、「これは!」と思う本は、結構、買います。「本との出会いは一期一会。縁のもんやから。」とか理由を付けながら。

こうして、気に入って買った本ですが、

・読むのにまとまった時間が必要な本なのに、その時間が取れない時期だと、読まずに「積ん読」

・勉強するぞ!と意気込んで小難しい本を買ったはいいが、仕事で疲れて帰ってきてからは読む気がせず「積ん読」

・エッセイはたくさん買いますが、優しい語り口で癒される女性作家のエッセイには手が伸びるのに対し、頑固オヤジの語りは今は要らんわと、男性作家のエッセイは「積ん読」

と、いろんなパターンで、「積ん読」が増えていました。

家の、そこかしこに「積ん読」の山ができていて、一覧性がありません。

先日、見易くするために、本棚の空きスペースに立てて並べることを思い立ちました。

並べ始めると、当初想定していた棚では足りません。

積んでおくとそれほど多く感じないものだな、などとのんきに作業を続けると2段目でもまだ足りません。

「あれ?」と焦りつつ、すべて並べてみると3段に亘り、恐る恐る数えてみると、合計205冊。

我ながら、ここまでとは思っていませんでした。わっはっは。

でも、もともとは、好きな作家だったり、興味のある分野だったりで、気に入って買った本ですから、私好みの未読の本が並んでいます。どの本屋さんの棚よりも魅力的です。

今は、「積ん読」を並べたコーナーを分野別に並べ換えたりして、遊んでいます。
楽しい。

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